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イースターはハロウィン並みの盛り上がりをみせるのか?

少し前倒しになりますが、今回は「イースター」について。某ねずみの国のCMでタマゴが飛び跳ねる映像を見て、「イースターのイベントが行われているのなんてねずみの国くらいじゃないの」と私は思っているのですが、認知度はどのくらいなのでしょうね。日本人の認知度は9割以上というニュースを見ましたが・・。

最近、市場が急上昇しているハロウィン。元々はヨーロッパで生まれた民族行事で、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りです。ヨーロッパでは10月31日が1年の終わりで、この日に先祖の霊や悪霊があの世からやってくると信じられていました。収穫を祝うと共に、悪い霊を追い払うのがハロウィンを行う意義です。

2016年、ハロウィンの市場規模は約1345億円と推定され、バレンタインを抜くところまで来ましたが、モラルのない仮装祭りだという批判的な意見も多く、2017年はどうなるのか見ものです。

2017年、イースターの市場規模は8億円とされています。ハロウィンやバレンタインの規模には及ばないものの、近年大きな成長を見せており、今後の動向が期待されています。

イースター?卵?程度の認識なのは私だけじゃないはず。しかし、欧米をはじめ、キリスト教が信仰されている諸国では、春の訪れを告げる最大のお祭りで、クリスマスに並ぶ重要な行事だそうです。

十字架に架けられたイエス・キリストが死後3日目に復活したことは有名です。イースターは復活を祝う復活祭なのです。

ちなみにイースターの祝日は、移動祝日で毎年日付が変わります。「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められており、早いときには3月22日頃、遅ければ4月25日の中で行われます。

語源は春の女神「エオストレ(Eostre)」に由来するという説が一般的ですが、厳しく寒い冬を越え、草木が芽吹き、花が咲く春の訪れが、イエス・キリストの復活のイメージと重なり、統合されていったとされています。春の訪れを喜び合う祭事、それがイースター。

「イースター=卵」という認識は間違っておらず、生命の誕生や復活の象徴である卵はイースターのシンボルです。「イースター・エッグ」は、カラフルなペイントで彩色したゆで卵、またはチョコレートで作られた飾り卵の事で、このイベントには欠かせません。

子供のいる家庭では、庭や家の中に卵を隠し、子供に探させる「エッグ・ハント」や、丘の上から卵を転がす「エッグ・ロール」、卵をスプーンに乗せて競争する「エッグ・レース」などのイベントが行われます。アメリカでは、毎年イースターの日には、ホワイトハウスに3万人もの家族が招待され、大統領一家とエッグ・ハントやエッグ・ロールを楽しむそうです。

また、卵料理を食べたり、家族や友人とチョコレートエッグを贈り合いも行われます。

バレンタインが終わると日本はチョコレート疲れしていますが、欧米では休む暇なくイースターに向けたチョコレート商品が街中に並ぶそうです。

スイス発チョコレートショップ「リンツ」のイースター商品パンフレット

大手のイースタープロモーション戦略はホームパーティに焦点を当てる企業が多いようで、ホームパーティに関連した商品の販売が増えていくと予想されます。「家族みんなでホームパーティ」が定着する前に、外食産業が元気になる新イースター戦略を考えましょう。

キーワードは 復活・春の訪れ・卵

2017年のイースターは4月16日です!イースターまでに外食産業イースタープロモーション戦略を夜な夜な考えることにします★

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